歯医者でインフォームドコンセントを学ぶ
渡英前、娘が風呂場で転んで歯がかけて一年。
日本の歯科医では、かけた歯は帰国まで様子を見ましょうと言われたので、その言葉を間に受けて放置していたら、最近、少し黒ずんできたので、小児歯科がある歯科医に連れて行くことにした。先生は日本人ではないものの、日本の大学への留学経験があり日本語がとても上手。
結論から言うと緊急性は無いものの、最悪の事態を避けるため治療は必要とのことだった。
そこで驚いたのは、治療の選択の決定権をきちんと患者に投げかけてくれると言うこと。最悪の事態どうなるか、娘の現状、治療の選択肢、とっても丁寧に説明をしてくれた。
そのうえで最終的にどの選択肢にするかは
「お母さんが選択してください」
と言ってくださった。
日本にもきっとそのようなスタンスの先生は沢山いるんだと思う。でも正直、今まで私が診てもらったことがある先生は、ほとんどの治療方針は先生が決め、提案してくださり、それに対して質問があれば質問するといったケースばかりで、私自身も明確に治療方針を伝えることはなかったので、ここまで明確に「最後はお母さんが決めてください」と言われると、頭フル回転で先生の話を聞いた。
けれど、確かに自分の体、家族の体のことなんだから、最終的に決めるのは自分自身だ。
医療の知識は無いからついついお医者さん任せにしてしまいがちだけど、無いなら無いなりに質問するなり、勉強して方針くらいは自分で考えて伝えるべきなんだろう。
なんかすごい新鮮な経験だった。
ひとまず娘の機嫌が悪かったのと、緊急性は低かったので、治療は3歳に近づく半年後に。
その時までどうか悪化しませんように。
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