Last Vacation~London life with kids~

コロナ禍の2021.4~2023.1まで一家でロンドンに住んでいました。現地校に通っていた6歳児と1歳児とのロンドン生活と欧州旅行の記録。帰国後noteも始めました。https://note.com/yukolife_2015

ナーサリーをやめるまでの葛藤

現地ナーサリーに通い出して1ヶ月。

送っていく時はもちろん、お迎えに行った時も大泣きする娘。

お迎えの時、先生に「一日中泣いてた?」と聞くと「オンオフがあるわね」とのことだけど、ナーサリーに通ってから、家でも不安定な状態が続き、私がちょっとでも見えなくなると泣くように。何か気に入らないことがあると、蹴るわ叩くわで、もうこっちまでヘロヘロ…ナーサリーも「せんせい、こわい」と泣いて、行きたがらず。

 

今までこんなこともなかったのになぁ。

半年間お世話になった日本人のチャイルドマインダーさんのところもはじめは泣いていたけど、ここまで荒れなかった。

よっぽど不安やストレスが溜まってるんだと見て取れる。

しかも、保育園の洗礼と言わんばかりに病気をもらってきて、週末体調が治ったと思ったらまたナーサリーが始まって、週の後半に体調崩すの繰り返し。私たち家族もそれがうつって、寝込んだり、娘だけでなく、家族にとっても試練の1か月でした。

 

「いっそ、ここで見切りをつけた方がいいのかな」と思うほどでした。

 

【続けた方がよいと思われる理由】

・慣らし保育の時に見た先生の様子は決して悪いわけではなかった。(ぶっきらぼうに見える先生や、表情が少し怖いと感じる先生もいないわけではなかったが…)

・慣れるのに誰でも一定の時間がかかる。もう少し頑張ったら慣れるのかも。

・そもそも、暴力、虐待といった理由でもないのに、こんなに早く辞めさせて良いものか。

・今後、緊急、重要な用事に備えて、また新たに預かり先を探すことになる(娘が安心できる預り先を探すのが大変…)。

 

【やめた方がいいと思われる理由】

・泣き方、不安定さがいつもと異なる。

・帰国は恐らくそう遠くはない。週2で私のフリータイムがもらえるのはありがたいが、あとの週5日、子供が心身のリズムを崩す状態だと、トータルで楽しめない。

・これから寒くなる季節、今後も感染症をもらう可能性はゼロではない

・慣れるかもしれないけど、このまま慣れない可能性もある。

・7歳息子も娘と同じくらいの年齢の時は、あわない習い事には、はじめからやめるまでずっと泣いてた。「慣れるかも」と親子で無理やり頑張ったが、合わないものは合わなかった。ただ今ではある程度、適応力を身に付けていて、自分の興味に根差した習い事は継続して続けられている。娘ももう少し大きくなったら適応力や継続する力は身につくのかも。

 

ということで、悩んだ結果、

・集中してやらなければならない作業が発生したら、単発で依頼できるシッターさんを探す。

・子供をお友達と遊ばせたかったらPlaygroupに連れて行けばいい!

⇒「現地のナーサリーは確かに魅力ではあるけど、これがすべてではない!」と思い、潔くやめることに。

 

辛い辛いと思いながらも、頑張ったことが、あとになって、自信や糧になったことが沢山あるから、どうしても、簡単にやめることを躊躇ってしまう私。逃げ癖をつくらせたくはない。最近、「やり抜く力が大切だ」っていう話もよく聞くし。

と思う反面、当時は心身が追い込まれて本当にしんどかった。

子供が生まれてからはなるべく心にゆとりを持って子供に接したいと思い、例えば「色々、得られるものはあるかもだけど、このコミュニティは自分とはちょっと合わないかも…」とか思うと、自然と足が遠のくこともよくある。

合わないコミュニティに対する抵抗感はきっと、子供も同じだし、何かやり抜くんだったら、自分が安心できると思ったところで頑張ればいい。

 

と思いながら、たったの1か月半でしたがnurseryをやめることにしました!

辞めるときって本当にエネルギーがいりますね。

 

この判断が正しいのか正しくないのかはわかりませんが、少なくとも私も家族ももちろん本人も納得しているので、問題なし。我が家の決断として記録。

ちなみに自分がこの判断に至るうえで、糧になった野本響子さんの本。

合わなければやめることは決して悪いことではない。そうすることで、自分の興味、やりたいことを探求できることが、書いてあります。