Last Vacation~London life with kids~

コロナ禍の2021.4~2023.1まで一家でロンドンに住んでいました。現地校に通っていた6歳児と1歳児とのロンドン生活と欧州旅行の記録。帰国後noteも始めました。https://note.com/yukolife_2015

現地校生活1年目の記録

気づけば7歳の息子が現地校に入って1年が経っていた!

現地校生活の記録も初めは定点観測でブログに書いていたけど、いつの頃からか(半年くらい?)ローカルのお友達と普通に喋ったり、宿題の内容を手取り足取り教えなくても良くなってきて、特に目新しい変化が無くなってきたので、筆が遠のいていた笑。

 

今日、新たに発覚したことは、去年の今ごろ、授業中、英語がわからないから、近くのクラスメイトが何をやっているのか覗いていたところ、彼女に"No copy"と怒られて、英語で言い返すこともできず、悔しがっていた息子。

そして、その子が、先日、誰かのノートをcopyするのを見かけると「コピーすんなよ!Year1のとき、僕のことコピーするなって言ってたけど、自分もコピーしてるやん!」と英語で昔年の恨みを果たしたのだそう笑。英語で喧嘩もできるようになったとは!

 

日本人が多い現地校は、英語は上達しないという人もいるけれど、ようは子供の性格のような気もする。息子はおしゃべりなので、わからないから恥ずかしいという気持ちより、友達になりたいという思いが優って、自分から話しかけに行く姿をよく見る(遠足でも全く知らない道端のお兄さんに話しかけにいってたらしい…付添のお母さん談)。

また、サッカーを通して、ローカルの異なる年齢のお友達とも毎日遊んでいるようで、やっぱりスポーツは言葉を超えるツールなんだなと感じている。

 

そんな息子に、ナーサリーに行きたがらない娘の相談で、どうやって英語の環境に慣れたのか聞くと、まわりの日本人のお友達が通訳してくれて助けてくれたと話していた。また私が息子がよく使う会話のフレーズを英訳してお守りがわりに渡していたメモが活躍したとも言っていた。

 

また、仲間はずれなんかもあるみたいで、悲しい思いをしたら、目安箱みたいな箱に書きまくって、入れてたら、今日校長先生が話を聞いてくれたらしい(そして何故か夏休み、漢字で自分の名前を書けるようにという宿題をもらったらしい笑。それ、まぁまぁ難しいな笑)。

 

いつもは友達と楽しそうにしているけれど、彼なりに語学や友人関係、さまざまなことを乗り越えてきたんだな、と頑張った軌跡が見てとれた。

 

息子のベストフレンドはシリアから戦禍を逃れてきた男の子たちで、英語でシリア内戦や今のウクライナ情勢についても話してると言うから手前味噌にも大したもんだと思う。

ムスリムの子供達が多い学校だから、生活様式アラビア語は私よりも詳しい。

こういうことを考えると、現地校でかけがえのない経験をつんでいるな、と思う。

 

勉強については先日フィードバックが返ってきて、まだwritingや readingは力が足りないみたいだけど、mathは理解が進んでいるとの評価だった。ただ英検3級の過去問を解かせたら、それなりに解けていたので、力はついてきているのだと思う。これは週一回、日本語で現地校のフォロー学習を受けているからその甲斐もあるのかもしれない。

 

一年も経ったらみるみる子供の経験値が上がっていた。

子供の適応力は侮れない。

クーラー無しの40℃を経験

クーラーの無い酷暑を体験。

BBCによると40℃を観測して、イギリス最高気温を更新したんだとか。

https://www.bbc.co.uk/news/uk-62217282

 

週刊天気予報を見て、先週から皆、この暑さに戦々恐々としていたのですが、それもそのはず。

・基本、クーラーが無い

・夏でも最高気温は25℃前後

のイギリス。皆、暑さに慣れているはずもなく、生活にも影響が。

このクーラーが無い国での酷暑体験を書き留めておこうと思います。

 

◉ナーサリーは早退を奨励

娘のナーサリーは、「暑いからなるべくお昼すぎに迎えに来るように」と連絡が。

「働いてる家庭がほとんどの中で、皆、迎えに来れるのか?」と思ってたけど、朝、一緒に子供を送り出してたお母さんが「今日は昼過ぎに迎えに行くから!」とちゃんと先生に伝言していた!!

ナーサリーにもクーラーが無い。

そしてもちろん帰宅したからと言って家にクーラーがあるわけでもないんだけど、これもナーサリーなりのリスクヘッジか。

我が家もいつもより早めにお迎え。昨日まで使えてたプールがこのタイミングで破れてしまったので、シャワーを浴びて天然の風(温風)、そして保冷剤で暑さを和らげるといった昭和の対応。熱中症になるんじゃないかな、と思ったけど、なんとか皆無事でした。

 

◉暑さが理由で在宅勤務

息子を学校に送っていった際、クラスメイトのワーキングマザーに遭遇。
「酷暑の昨日と今日は在宅勤務になったわ」
とのこと。

おお、暑さが理由で在宅勤務とは!日本だったらひと夏、出社しなくてよくなるよ!

けど、確かにロンドンの地下鉄の古い車両はクーラーが無い。しかも、そういった車両がまぁまぁたくさんあるから、通勤で熱中症になるリスクもあると思う。

在宅勤務の会社が多かったからか、今日は朝から車も人の数も少なく感じました。

 

◉地下鉄はダイヤ乱れ

今日は在宅を奨励されていたようですが、娘はナーサリーを今月いっぱいで退園し、明明後日から息子は夏休みなので、これを逃すともう一人で気兼ねなくロンドンで外出できることなんてないかもしれないと、意を決して外出。

地下鉄はエアコンが無い路線は蒸し風呂状態🤣

 

しかも暑さによるダイヤ乱れが発生していて、

本数も減ってるし、突然行き先が変わって、途中で降ろされました。

しかも降ろされた駅では次列車のホームが定まらず、1分おきくらいにホームが変わるので大勢の人がその度にゾロゾロとホーム移動。

それでも怒ったり、文句を言ってる人がいないところに、国民性の違いを感じます。

 

学校のお迎えも、毎日片道1.5km程歩くので、わずかな距離だけど今日は地下鉄に乗ろうとしたら、いつもは5分も待ったら来る列車に30分近く待ちました😭

 

その間、子供たちとベンチに座っていたらズボンがずり落ちて、下半身が見えてたおじさんが擦り寄ってきて、「金くれ!」と言われてギョっとする経験も🤣

 

◉その他、ちょっとわらけた出来事

・日傘さしてるのはだいたい日本人で、皆さん雨傘をさして対応。しかも私が見かけたのは、黒い傘の人が多かったのだけど…。暑さ、吸収していなかったかな?

 

・地下鉄の改札前で座っていると友人がやって来て突然駅に置いてある無料の新聞紙をとって、「これ、頭にのせて帰るのよ!」と親子で新聞を日除けがわりに頭上にのせて帰っていった。効果はいかに?!

 

・露出が多く、しかも肌と同一化する色の服を着ていた人と何人かすれちがい一瞬戸惑った。いつぞやのDJ OZMA紅白歌合戦かな、と。なんなら、肌色のトップスはかろうじてつくても、下着をつけてないシャラポワ的な女性も見かけた。酷暑ファッションも人目をキニシナイ!

 

・節約であまり外食はしないのですが暑さと空腹で、恨めしそうにパン屋を眺めて歩いていたら、出てきた店員さんに「暑いでしょ!入っていきなさいよ!」と半強制的に店内に誘導された笑。だけどなかなか美味しいお店でアイスチャイで生き返った。

今日は、直接肌に日差しを浴びることなく、涼しく過ごしたいとパステルカラーの薄手の麻の長袖のワンピースを着ていたのですが「この服、いいわね!快適そうで!」と褒めてくれた。イギリス人って知らない人でも服や持ち物を「いいね」ってほめてくれるから嬉しい。この服も酷暑の国、ニッポンで得た暑さを凌ぐ知恵です。

 

日本で住んでたらなかなか気づかないけど、今回、暑さから身を守るノウハウを意外と蓄えていたことに気づく。息子と同じ学校のモロッコ出身のお母さんは、「40℃以上も経験したことがあるわよ」なんて話してたから、世界各国の暑さに対するノウハウも是非聞いてみたいところ。

あと、とにかく、日本の夏はむちゃくちゃ暑いけど、混乱することもなく、生活が回ることにちょっと感動した。鉄道会社に勤めていた時、暑い日はレールに歪みが無いか保守作業をし、寒い日は凍結しないように融雪剤をまいて日々の当たり前を守っていた現場の皆さんのことを思い出しました。改めてエッセンシャルワーカーの皆さんに頭が下がる思いです。ほんと、すごい!

 

ま、なんやかんや言うて、この暑さも長くは続かず明日は27℃。なんなん!これで夏は終わりなんかな😂

ナーサリーをやめるまでの葛藤

現地ナーサリーに通い出して1ヶ月。

送っていく時はもちろん、お迎えに行った時も大泣きする娘。

お迎えの時、先生に「一日中泣いてた?」と聞くと「オンオフがあるわね」とのことだけど、ナーサリーに通ってから、家でも不安定な状態が続き、私がちょっとでも見えなくなると泣くように。何か気に入らないことがあると、蹴るわ叩くわで、もうこっちまでヘロヘロ…ナーサリーも「せんせい、こわい」と泣いて、行きたがらず。

 

今までこんなこともなかったのになぁ。

半年間お世話になった日本人のチャイルドマインダーさんのところもはじめは泣いていたけど、ここまで荒れなかった。

よっぽど不安やストレスが溜まってるんだと見て取れる。

しかも、保育園の洗礼と言わんばかりに病気をもらってきて、週末体調が治ったと思ったらまたナーサリーが始まって、週の後半に体調崩すの繰り返し。私たち家族もそれがうつって、寝込んだり、娘だけでなく、家族にとっても試練の1か月でした。

 

「いっそ、ここで見切りをつけた方がいいのかな」と思うほどでした。

 

【続けた方がよいと思われる理由】

・慣らし保育の時に見た先生の様子は決して悪いわけではなかった。(ぶっきらぼうに見える先生や、表情が少し怖いと感じる先生もいないわけではなかったが…)

・慣れるのに誰でも一定の時間がかかる。もう少し頑張ったら慣れるのかも。

・そもそも、暴力、虐待といった理由でもないのに、こんなに早く辞めさせて良いものか。

・今後、緊急、重要な用事に備えて、また新たに預かり先を探すことになる(娘が安心できる預り先を探すのが大変…)。

 

【やめた方がいいと思われる理由】

・泣き方、不安定さがいつもと異なる。

・帰国は恐らくそう遠くはない。週2で私のフリータイムがもらえるのはありがたいが、あとの週5日、子供が心身のリズムを崩す状態だと、トータルで楽しめない。

・これから寒くなる季節、今後も感染症をもらう可能性はゼロではない

・慣れるかもしれないけど、このまま慣れない可能性もある。

・7歳息子も娘と同じくらいの年齢の時は、あわない習い事には、はじめからやめるまでずっと泣いてた。「慣れるかも」と親子で無理やり頑張ったが、合わないものは合わなかった。ただ今ではある程度、適応力を身に付けていて、自分の興味に根差した習い事は継続して続けられている。娘ももう少し大きくなったら適応力や継続する力は身につくのかも。

 

ということで、悩んだ結果、

・集中してやらなければならない作業が発生したら、単発で依頼できるシッターさんを探す。

・子供をお友達と遊ばせたかったらPlaygroupに連れて行けばいい!

⇒「現地のナーサリーは確かに魅力ではあるけど、これがすべてではない!」と思い、潔くやめることに。

 

辛い辛いと思いながらも、頑張ったことが、あとになって、自信や糧になったことが沢山あるから、どうしても、簡単にやめることを躊躇ってしまう私。逃げ癖をつくらせたくはない。最近、「やり抜く力が大切だ」っていう話もよく聞くし。

と思う反面、当時は心身が追い込まれて本当にしんどかった。

子供が生まれてからはなるべく心にゆとりを持って子供に接したいと思い、例えば「色々、得られるものはあるかもだけど、このコミュニティは自分とはちょっと合わないかも…」とか思うと、自然と足が遠のくこともよくある。

合わないコミュニティに対する抵抗感はきっと、子供も同じだし、何かやり抜くんだったら、自分が安心できると思ったところで頑張ればいい。

 

と思いながら、たったの1か月半でしたがnurseryをやめることにしました!

辞めるときって本当にエネルギーがいりますね。

 

この判断が正しいのか正しくないのかはわかりませんが、少なくとも私も家族ももちろん本人も納得しているので、問題なし。我が家の決断として記録。

ちなみに自分がこの判断に至るうえで、糧になった野本響子さんの本。

合わなければやめることは決して悪いことではない。そうすることで、自分の興味、やりたいことを探求できることが、書いてあります。

 

 

 

ドイツ旅行記

随分、前の旅行記ですが、4月末の連休を活用して3泊4日、ドイツを旅行しました。どの街に行くかは悩みましたが、ウクライナ侵攻で6歳児なりに国際関係に興味を持ちだしていたこともあり、社会主義やナチズムを学ぶべくベルリンへ。

 

○ヨーロッパの現代史が学べる場所

ヨーロッパの観点で学ぶ第二次世界大戦、ナチズム、東西冷戦。ベルリンにはヨーロッパの現代史を学ぶうえで、非常に興味深い施設が集積しています。

 

ナチズム

•テロのトポグラフィー
ナチスの旧秘密警察本部。ナチスの記録を展示。

 

第二次世界大戦

・ツェツィリエンホフ宮殿

ベルリン近郊のポツダムにあるポツダム会議が開催された宮殿。チャーチルトルーマンスターリンが集った会議場や部屋に入れます。

 

東西冷戦

イーストサイドギャラリー
ベルリンの壁の一部


東ドイツ博物館
東ドイツ時代の社会主義国の生活が知れる


•スパイミュージアム
→スパイの歴史、活動を学べる

 

これは、私たちが訪れたごくごく一部の博物館。

ですが、どこの博物館も、日本に帰ったら見ることができない価値のある展示が沢山ありました。

 

イギリスに来てから、特に関心を持つようになった、ヨーロッパの視点から考える第二次世界大戦。日本で学ぶ第二次世界大戦とは、また異なる側面を見ることができます。

ナチスが犯した事柄は目を背けてはいけないし、どうしてヒットラーのような人物が大衆の支持を集め、国家の指導者になったのかという背景は、親子で学んでいきたいと思っています。

 

ベルリンで訪れた、テロのトポグラフィー(ナチスの旧秘密警察本部)は、6歳の息子にとっては、すべてを理解するには難しかったけれど、今まで戦争博物館アウシュビッツ、ゲットーなど訪れるなかでこういった問題にも少しずつ興味を持って捉えられてきた模様。

 

また冷戦時代も終わったとはいえ、今の国際問題もそこからずっと継続している事柄が多いので、これらの博物館巡りを通して社会主義国そのものがどういう国だったのかを学べた点でとても有意義でした。特に東ドイツ博物館とスパイミュージアムは体験型の展示が多くあったので子供と一緒でも、飽きることなく楽しんで見れました。

 

○戦争の加害者としての責任

ベルリンの街を歩いていると、ナチスドイツによって迫害を受けたジプシーに対する説明のパネルが設置されている場所がありました。またドイツ国内にも一般公開されている強制収容所があります。また前述したテロのトポグラフィー然り、こういった施設から、戦争加害者としてのドイツの受け止め方を感じました。こういった歴史認識の問題はセンシティブな問題ではありますが、ドイツの歴史教育について非常に興味を持つきっかけになりました。

 

○他の場所もおもしろい

(フレードリヒ大王ゆかりの施設や国会議事堂)

以上、ドイツの第二次世界大戦や戦後の社会を学ぶ施設を書きましたが、その他、訪問した場所も非常に面白かったので、ご紹介。

 

サンスーシー宮殿

ポツダムにある世界遺産。フリードリヒ2世の命によって建てられる。

ここに行くなら、コテンラジオのフリードリヒ2世の回をご覧になって行かれるとより楽しめるかと思います(壮絶なる人生!)

www.youtube.com

 

バウハウス

バウハウスミュージアムが工事で残念ながら見学不可(涙)。

バウハウスショップに足を運んでみました。世界中から集めたセンスのいいインテリア、雑貨類が販売。機能的なエコバック&子供用の知育玩具を買いました。店員さんに「Made in Japanの商品も置いてあるんですね」と話しかけると、「僕は波佐見焼が特に好きだよ!今の社会情勢でなかなか日本の商品が入ってこないんだけどね」という会話も。日本の商品を愛しているというお話が聞けて、すごく誇らしい気持ちになりました。

 

ドイツ技術博物館

→ドイツの工業技術全般を学べる施設。鉄道、飛行機、船舶といった重工業から、ジュエリーといった手工業の分野まで。展示が幅広く、大人も子供も楽しめます。筋金入りの鉄ちゃんの息子は大喜び。平和教育を主目的にした施設ではないのですが、ナチスに迫害を受けた人たちを強制収容所に送った貨車なんかも間近で見ることができ、臨場感がありました。ピクニックエリアも緑が沢山あって、本当に一日過ごせる場所。予定詰め込みまくったため、半日で帰るのが惜しかったです…

 

 

○ドイツ料理バンザイ

最後においしすぎたドイツ料理について。

ポテトメインの茶色い食事と侮っていたのですが、それを激しく後悔。

カツレツ、ポテサラ、春が旬のホワイトアスパラなどなど、どれもこれも美味しすぎて、結局毎日、ドイツ料理のお店を開拓して楽しみました。

ポテサラも地方によって微妙に違うので、いろんな地方のドイツ料理のお店に行って、それぞれのポテサラを注文!

ビアホールの陽気な雰囲気も楽しかったです。もちろんドイツに来たからビールも!とはいえ、産後アルコールがすこぶる弱くなった&もともとビールが苦手だったので、レモン味のビール、ラドラーで楽しみました。

 

 

見どころいっぱいのベルリン。

その他、Instagram旅行記を綴っています。写真などは是非そちらで。

(文字ばっかりの旅行記をご覧いただいている皆様、恐れ入ります…単に、私の怠慢です笑)

 

ポツダム

 
 
 
 
 
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■国会議事堂

 
 
 
 
 
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■ベルリン(現代史を学べる施設)

 
 
 
 
 
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■ドイツ技術博物館&バウハウス

 
 
 
 
 
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■食事

 
 
 
 
 
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娘、現地ナーサリーへ

出産後、夫の転勤による引越回数4回。そのたびにすべてのインフラがリセットされるなかで、早い段階で、万一のときに信頼できる子供の預け先をつくっておくことが大切だと学びました。

ロンドンでも、2歳の娘の託児を日本人のチャイルドマインダーの先生に週1回、お願いしていました。ただ、悲しいかな閉園に。

 

イギリスは、3歳からは週15時間の保育が無料になるし、Year2の息子なんかは授業料も給食費も無料だからかなり助かっているのですが、3歳になるまでの保育費がほんとに高い。色々調べたけれど、どこのnurseryも日本の保育料の比にならない高さ。この国の乳幼児の共働き家庭はどうしてるんだろう、とよく思いますが、赤ちゃん連れのおじいちゃん、おばあちゃんをよく見かけるのも理由がよくわかります。

 

こういった事情もあって、「せっかくの限られた子供との貴重な時間だから」と割り切って、色々親子で楽しめる場所を開拓してきました。

 

ですが、駐在期間も期限が見えつつある中、この先、海外生活ができる可能性も低いので、日本人以外のお友達と過ごす環境を一度娘に経験させてみるのはどうかと、ある日夫に提案されたのでした。

 

チャイルドマインダーの先生のところで、親と離れても楽しく過ごせるようになってきたので、チャレンジさせてみることに。

 

そして、先週から慣らし保育が始まったのですが、さすが現地ナーサリー、色々驚きがありまして

 

•指定日に行ったら突然慣らし保育はは明日からだと言われる

(こういうことnurseryに限らずよくある)

•泣いたらいつでも登場できるように四畳一間程度のスタッフルームに軟禁される(昨日は4時間)

•土足エリアに布団が敷かれる

•軟禁中、休憩中の保育士さんがコーヒーを淹れてくれたけど、まさかの土足の床にカップを置かれる

•赤ちゃんのバウンサーを足で揺らしてる
など。

 

けっこうこの5日間でも「お、おぅ。。」って思うことがありました(笑)。

 

ただ、軟禁時間の半分くらいは次から次へと休憩をとりに来る保育士さんが話しかけてくれました。皆、とてもフレンドリー。また保育室にも付き添いましたが、危険な行動にはきちんと目を配って、保育士さんが子供たちを沢山抱きしめていました。

 

若い保育士さんもいれば、子育て世代&子育てを卒業した世代の先生と半々くらい。お子さんがいらっしゃる先生も多い模様。スタッフルームでもみんなリラックスしながらよく喋っていて、ギスギスした感じが垣間見えなかったことも安心感につながりました。

 

よくナーサリーの前を通ると仏頂面で子供たちを見ている先生と出くわすことが何回かあったのですが、中に入って喋ってみないとわからないもんですね。しかも休憩室で過ごせたのも素の先生がわかってとってもよかったです(笑)。

(私がいてもお構いなしで「これ、いいベッドなのよ!」と言いながらソファーで昼寝されていました笑)

 

娘は私と離れると泣いてたけど先生が抱きしめてくれたり、沢山話しかけてくれたりするうちに少しずつ泣かないように。

別れ際、「イヤーーーー!!!!」と泣き叫ばれると、胸が痛むのですが…

毎日、現地校のお友達とサッカーに明け暮れている息子のように、環境に慣れたらひょっとしたら娘もかけがえのない経験ができるのかもしれない。それでもずーっと辛いと言うのなら、まだ2歳児。辞めたらいいだけ。

「ここを安全な場所だと認識したら慣れてくるわよ!」

という先生の言葉を信じて、少しずつサポートできたらと思います。

 

ただ、慣らし保育後の週末、早速胃腸炎をもらっていて寝込んでいましたが…^^;

フランス旅行記

イースター休暇に3泊4日でパリに行ってきました。

 

モネの足跡を辿ってジヴェルニーへ

今回の旅のメインはモネ『睡蓮』を辿る旅。

オランジュリー美術館の『睡蓮の間』を見学。更にパリから足を延ばしてモネの家があるジヴェルニーという村にも行ってきました。

ロンドンに来てからというものの、無料で親子で楽しめるといった理由で、アートギャラリーに娘を連れてよく行くようになったのですが、それが幸いしてか絵を描くのも見るのも好きになった娘。なので一緒に楽しめるかな、と淡い期待を寄せて…

 

今回の旅のお供本は、原田マハさんの『ジヴェルニーの食卓』。

モネが白内障と闘いながら、『睡蓮』を描き上げるまでの話です。青空をキャンパスにしながら、目の前の美を描き、また当時、印象派の支持者が少なかったなかで、闘いながら、活動を続けてきたモネ。そのまっすぐな志に心を打たれました。この本を読んでモネの家に訪れると感慨深いです。私たちが訪れたときは、チューリップなど春の花が所せましと咲いていましたが、もうその美しさたるや筆舌しがたいものがあります。

 

ジャンヌダルク終焉の地、ルーアンにも

ジヴェルニーの帰り、近くにあるルーアンという町にも訪れました。ここは、モネが描いたルーアン大聖堂があります。さらにジャンヌダルクが火あぶりにされた最期の地でもあります。ジャンヌダルク教会は非常にモダンで斬新なフォルムをしており、建築の観点からも必見です。

 

パリは駆け足で…

パリでは、モンマルトルの丘でサクレクール寺院を見て、凱旋門エッフェル塔ノートルダム寺院オペラ座シャンゼリゼ通り、パリ市庁舎といったパリ観光王道コースを。

これ、子供2人連れてのパリの街歩きはきついと思ったんです。そんななか、奇跡が…!息子が、子供たちのアイドル、横山だいすけお兄さんのYouTubeチャンネルでパリ特集を見つけてきたのです!


www.youtube.com

 

これを見た息子がノリ気になって、かなり主体的に街歩きを一緒にしてくれたのでした。

あわせてセーヌ川を運行するフェリー、バトピュスに乗車して移動そのものも旅の楽しみに。観光用のクルーズ船よりもリーズナブルに乗車できます。

 

やっぱりフレンチカジュアルが好き

バトピュスのクルーやレストランのウェイターさんが、ボーダーシャツをユニフォームとして着ていて、それがとてもオシャレでした。

またレザーのジャケットやロング丈のトレンチコートの着こなしが素敵な女性も沢山。

あと一見浮いてしまいがちな個性的なメガネを、自然に身に着けている人たちもいました。

また、電車の中で見つけたおば様は、パンチのあるメガネ+柄物のスカーフ+赤のパンツといったド派手なアイテム同士をかわいくコーディネートしていて、それもとても素敵でした。

そんな中、私たちが立ち寄ったのがフレンチカジュアルの定番、セントジェームス。夫婦ともに好きなブランドです。子供のことを気にしなくてよかったら、もっと色々なお店に寄って買い物に時間をあてたかったのですが…とりあえずセントジェームスだけはマストで出かけました。免税はありますが、「値段がむちゃくちゃ安くなってる!」というわけではないのですが、店員のおじさんにサイズ感や着こなしをあれこれ相談しながら買ったのがよい思い出に。

 

後日談 フランス大統領選挙について

私たちが行ったのは、ちょうどフランス大統領選挙前で、マクロンとルペンの写真入りのポスターや新聞、雑誌等もちょくちょく目にしました。

イギリスに戻って来てから、ムスリムのフランス人の友人との会話で、彼女がフランスに一時帰国した際、ヒジャブイスラム教徒の女性が着けるスカーフ)を付けていたら周りから大変酷い言葉をかけられたと話していました。確かに、フランスは政教分離のライシテ政策があるからかヒジャブをつけている人はほとんど見かけませんでした。

 

マクロンレイシストだし、ルペンはもっとレイシストだ。イスラム圏からの労働者として沢山呼んできてるのに、フランスは全く寛容じゃない。どっちが大統領になっても私たちにとっては良い社会にならない。」と言っていたのが印象的でした。

 

彼女曰く、イギリスはフランスと比べて住みやすい社会なんだとか。同じヨーロッパでも政策も違えば、他文化、宗教の許容度も違うのかもしれません。フランス社会の分断をテーマにした記事はよく目にしていますが、宗教による分断も起きていることを彼女との会話から感じ、そんなところにも関心をもった旅でした。

 

■ジベルニー

 
 
 
 
 
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オランジュリー美術館

 
 
 
 
 
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■モンマルトル

 
 
 
 
 
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■パリ市内

 
 
 
 
 
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ルーアン

 
 
 
 
 
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■料理

 
 
 
 
 
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イタリア旅行記

随分前の話にはなりますが、春休みにイタリアに行ってきました。3泊ナポリ+1泊ローマの4泊5日。ナポリでは、火山の噴火で消えた街、ポンペイ世界遺産アマルフィに足を延ばしました。

※ハプニング続きのアマルフィ旅行記はこちらにも書いています!

イタリア旅行記。ハプニングこそ旅の醍醐味編。 - Last Vacation~London life with kids~ (hatenablog.com)

 

■遺跡から文明と人間の本質を学ぶ

今回の旅のメインは遺跡巡り。ローマ&ポンペイが旅のメインと言っても過言ではありません。ローマはコロッセオやフォロロマーノなど当時の遺跡が沢山街中に残っていますが、ポンペイの遺跡の保存状態もかなりよく、当時のローマ人の暮らしを想像できました。

 

ポンペイの雨水の排水技術なんかを見ていると2000年以上前なのに、当時の技術の高さに感心ポンペイで大雨と雹に見舞われました…!)。また町の概念があって、ちゃんと政治や経済の仕組みがあったということも。さらには民主主義のベースがあったという文明にも驚かされます。

また、ポンペイ遺跡では売春宿があったのですが、ナポリに戻ると売春婦の人たちが客引きをしており、「あぁ、人間って変わらないんだなぁ」と感じさせられる場面もありました。

 

今回の旅のおともは、テルマエロマエの作者ヤマザキマリさんの『仕事にしばられない生き方』というエッセイだったのですが、そこには現代社会の混乱について、古代ローマ時代でも同じようなことが起こっていたと書かれていました。

「賢者は歴史から学び,愚者は経験からしか学ばない」というビスマルクの有名な言葉がありますが、改めてこの言葉が頭によぎったのでした。

 

■旅で育む子供の好奇心

余談ですが、以前訪れたハドリアヌスの長城(イギリス)で息子がローマ帝国に関心を持つようになり、それが決め手となり今回のイタリア旅行を決めました。あ、高尚な理由ではなく、単に子供が興味ないと街歩きはなかなかしんどいからといった理由です(笑)。けれど、子供の好奇心って、実際に足を運ぶことでアンテナが立つし、一度アンテナが立つといろんな方面に関心の幅が広がっていくなぁということは感じます。

もともと日本の戦国時代の武将にも興味があったのですが、今はローマ時代の戦争の戦い方を学校の図書館から本を借りて勉強しています。大人目線で楽しむ旅は、子連れだとしんどいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、工夫をしてみると、そこから子供の好奇心を育めるのかもしれません。

 

■子供にやさしすぎるナポリの人たち

さて、話題は変わって、ナポリについて。ナポリに3泊したものの、結局、アマルフィポンペイを堪能し過ぎて、ほとんど観光ができませんでした!

ですが、本当にナポリの印象がよかったのです。というのも、出会った人たちにとても親切にしてもらったのです。

もともと「ナポリは治安が悪い」「街が汚い」といろんな人から聞いていて、宿泊することすら躊躇してました。確かにローマ、ミラノ、フィレンツェなど他の街と比べると雰囲気は全く違うし、街はお世辞にもきれいとは言えない。けれど、ものすごくキッズフレンドリーだったのです。

 

例えばピッツァリアに入ったときのこと。ピザ窯が見えるガラス窓で息子が張り付いていると、「こっちにおいで」と強面のピザ職人のお兄さんが窯を見せてくれて、また別のピッツァリアに訪れるとそこの職人さんはずーっと子供たちを可愛がってくれて、気にかけてくれていました。サービスの一環で子供に声をかけるとかじゃなくって、「あ、この人本当に子供が好きなんだろうなぁ」と感じるような対応でした。

 

そしてまた別のお店では、大雨で肌寒かったのですがコロナ対策のためテラス席でしか営業されておらず、座席に案内してもらった際、暖房の近くの座席に座って料理を待っていたお客さんに「babyがいるから席を変わってくれないか?」と私たちのために席をあけるようお願いしてくれたのです。私たちに対しても、「あなたたちのために特別な対応しましたよー!どや!」という、いかにもな対応ではなく、ごく自然なふるまいとしてやってくれたのです。

 

公平性重視の日本だと、きっと多くの店員さんは、苦情を恐れて他のお客さんにお願いしてまで、このような対応とってくれないと思うのです。しかも私たちのために別の席に移動してくれたお客さんも嫌な顔一つせず笑顔で変わってくれました。

日本在住の20代の友人が「子供は大好きだけど、子供に寛容でない日本で、子供を生んで育てる勇気が持てない」と話していたことを思い出しました。日本の少子化も女性のキャリアや所得の問題などいろんな理由がありますが、もう少し子供に対して温かい視線や行動があれば、子供を持つことに前向きな人たちも増えるのではないかと感じました。

 

■北部と異なる南部の雰囲気

また印象的だったのはポンペイアマルフィに行く途中で見た、イタリア南部の車窓。イタリア北部の華やかな印象とは全く異なる殺伐とした風景の箇所もあり、イタリアの経済格差についても関心がわきました。美しい景色、おいしい食べ物だけではその国を知ったことにはなりませんね。

 

 

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■ローマ編

 
 
 
 
 
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ポンペイ

 
 
 
 
 
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アマルフィ

 
 
 
 
 
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ナポリ

 
 
 
 
 
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■食べ物編

 
 
 
 
 
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