Last Vacation~London life with kids~

コロナ禍の2021.4~2023.1まで一家でロンドンに住んでいました。現地校に通っていた6歳児と1歳児とのロンドン生活と欧州旅行の記録。帰国後noteも始めました。https://note.com/yukolife_2015

雑感〜ウクライナ侵攻について〜

連日ウクライナ関連のニュースから目を離せずにいます。プーチンはヤバいヤツだと思ってはいたけれど、現代社会において本当にこんな非人道的なことをするのかという驚きと怒りが拭えません。地政学的なリスク大の日本がこんなにも平和に暮らせていたのは、たまたま運が良かっただけなんだろうな、とすら感じます。多様性なんて言葉では納めきれない、民主主義国家とは全く異なる価値観をまざまざと見せつけられています。

 

ウクライナと遠く離れたロンドンで、ただ休戦を願っているだけでは何も変わらないので、些細なことでもできることをしようと侵攻が始まった日の週末、救援物資の寄付と募金をしてきました。一人ひとりの力は小さくとも集まれば大きなものになる。評論家になっているより、些細なことでも行動に移すほうがよほどよいはず…

そしてこんな時こそ街に出てみようと、ウクライナ大使館、ロシア大使館ダウニング街ウェストミンスタートラファルガー広場にも足を運びました。 ウクライナに関連する場所には、愛のあるメッセージがあり、様々な場所で怒りを露わにする老若男女が大勢集っていました。若い人も沢山参加していたし、小さい子供を連れた家族連れも多かったです。

 

ただ、ロシアの侵攻が長期化すると言われている中、当事者国だけでなく周辺国にも様々な影響が出てきているのは確か。ガソリンなんて信じられないような値上げ。自分達の生活にも痛みが出てきた時に、その局面ごとにいかにウクライナと共に闘う判断を世界がしていけるのかとも思うのです。

 

そして今この時も武器を持って戦うウクライナの人たち。この徹底抗戦の姿勢がなんて勇敢なんだと思う一方で、私たち日本人も同じような局面に立たされた時、こんなにも戦えるのだろうかとも感じます。しかしこの記事を見て腑に落ちました。戦わなければ待っているのは虐殺のみ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/30ffef7277b2ff74e538df503e03e1fc69ccd50c?fbclid=IwAR3kO2AWPdWk1FgAYVk-Xrv7Hj8h3lTiDBsAabL8VfE6h0c1xgC6XFROZkg

 

キエフの地下シェルターに避難していた慶大生のSNSにもキエフ陥落後のウクライナに待っているのはロシア人による虐殺、食糧供給の停止による飢餓を生み出すだろうと書かれていました。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100011375086593

この投稿が出たときなんかは、「え、マジで?ロシアってそこまですんの?」と正直思ったのですが、いまや原子力発電所が占拠され、ロシア軍によってインフラ設備がストップしつつあるこの状況。ホロドモールやジェノサイドの事例について調べると、なぜウクライナの人たちが国のために血を流す選択をするのか、国を守らざるをえない背景があることを知りました。

 

決してきれいごとでは片付けられない問題にどんな道筋をつけていくのかー。

 

まさに今が歴史の転換の瞬間だという人も多くいます。歴史から何を学び、今起きていることについて何を考えるのか。そしてそれを踏まえてどう行動するのか。これはロシアとウクライナ、そして政治家だけの問題でなく、私たちにも迫られている問題なのでしょう。政治の世界に闇はあっても、政治を動かすものは民意。そしてSNSで民意がつくられるこの時代、関心を持ちそれを示すことは大切ではないかとも思うのです。

 

実は私が#playforUkrainaとハッシュタグをつけたインスタを見てかロシア語で「おまえを倒す」というメッセージが見知らぬ男性から届きました。私自身、投稿でロシアやプーチンを直接的に非難していないにもかかわらず。

けれど、思いました。そうか、これが現実なんだと。決してロシア人すべてが侵攻を支持しているわけではないし、ロシア人はプーチンと切り離して捉えていたけれど、もちろんロシアの情報統制などによって、プーチンとイコールの思想、価値観の人もいるんですよね…

 

プーチン、そしてプーチンを支持する人たちはどんなに話を尽くしてもわかりあえないかもしれない。けれど、これ以上の血が流れないこと、そして理不尽な理由で国の主権が奪われない方法を思考停止にならず考えていかなければと思います。

 

以上、最近の雑惑でした。まとまらずすみません。