現地校4週間目の記録〜英語人とのトラブルと接近〜
現地校に通い出してちょうど1ヶ月。
門で大泣きもされたし、授業中も泣いてたらしいけど、最近は笑顔の日の方が増えてきた。
日本人のお友達だけでなく、英語人(みんな国籍やルーツがバラバラだから英語を話す人たちを憧れの意も込めて同じ学校の人たちはこう呼んでいる)ともコミュニケーションをとろうと奮闘している。
帰り道も同じクラスのお友達を見つけて、英語を喋れないながらも頑張ってコミュニケーションをとろうとしていた!
(すっごく何か話したそうなんだけど、それができなくて、けど気になるからそばに駆け寄っていく様子が、側から見ていて面白かったけど、本人真剣だから笑えず)
毎日、音読の宿題があって食後1時間の勉強タイムも本人、イヤイヤながらも奮闘中。
その甲斐あってか初見の単語が読めてきたり、音読もだんだんスムーズになってきた。
(簡単な文だけど)
けど、実際、授業中は英語がわからないから、何をしていいかもわからず、隣の席の子のプリントを覗いてやることを推測しようとすると、それをカンニングだと勘違いされて
"No copy!"
とクラスメイトから怒られ、けどCOPYの意味がわからず、怒ってる理由がわからないし、反論もできないからただただ悲しく辛かったことがあったと打ち明けてくれた息子。
そうよな、悔しいし悲しいよな。
私なら心打たれて登校拒否になってるわと思いながらも、それでも頑張って通学する息子の姿に「メンタルが強くなってきたなぁ」と心の成長を感じる。
息子以外にも、英語が話せなくて悲しそうな表情を浮かばせている少年がクラスメイトでいるらしく、
「今ならその子の気持ちがわかってあげられるね」と息子には伝えてみた。
きっと英語が母国語の環境で育ってきた子達にはなかなか気づけないことがあるんだと思う。
そして息子もしばらく、それが理由で悲しい思いをすることもあるんだろう。
でも自分の悔しさ、悲しさが他人への優しさに繋がれば親としても嬉しい。
こういう言葉が理由のトラブルをなるべく息子の力で解決できるよう助けてあげたいから、ポケットに入るサイズのメモ帳に、息子が学校で遭遇するであろう場面を想像し、場面ごとの会話の文章を英訳して、読み方もカタカナで書いて持たせている。授業中、何をしたらいいかわからないときのフレーズもメモに書き足しておこうかな。
帰国子女と聞くと、小さい時から英語の環境で育って英語ペラペラに喋れて羨ましいなぁと思っていたけれど、少なくとも息子は仮に帰国時、英語が渡航前より喋れるようになったとしても、そしてそれは年齢によるアドバンテージが少しはあるとは思うけど、大部分は息子の努力の結果と言えるんだろう。
いつかきっとこの経験が自分の血となり肉となると信じて、なんとか辛い時期を乗り越えてほしい!