保存鉄道 Spa Valley Rail way 乗車
イギリスには保存鉄道というものが沢山ありますが、今日はロンドンから約90分、Spa Valley鉄道へ行ってきました。
もともとブルーベル鉄道に行こうとしていたのですが、
行きやすい時間帯、そしてお求めやすいお値段のお席は既に売り切れており、
その他の保存鉄道を探していたところ、
前日、夜22時頃Spa Valley鉄道、何と空きあり。
大人£10、子供£5(1歳児の娘は無料)で乗車ができました。
出発駅の近くに大型のセインズベリーがありますが
HPにはここの駐車場は使用しないようにとのこと。
徒歩5分程度のところに有料パーキングがあったので、そちらに駐車して向かいました。
入場するやいなや、目の前には蒸気機関車が!
日本のSLも何度か乗車したことはありますが、それと比べて可愛さを感じるフォルム。車庫にはかわいい緑色のトーマスのパーシーのような色の車両もありました。
もう既に鉄道好きの兄妹、大興奮。
私たち大人もテンションがあがります。
そして指定のコーチ(車両)に乗車しました。
車両には28席ありましたが、乗客は私たち含めてなんと6名のみ。
チケットを見ると、各乗客、4人掛けのテーブル、1テーブルずつ割り当てられており
(つまり我が家の場合、3テーブル分)密を防ぐ取り組みをされていました。
そしていよいよ出発進行!
車窓からは、
住宅が見えたり
(かわいいお庭だったり、レンガ造りの家だったり、見ごたえがある風景)、
一面に咲くブルーベルの光景だったり
馬や羊だったり
機関車が吹く蒸気だったり
本当に日本ではなかなか見ることができない風景を楽しめました。
往復約1時間、途中折り返し駅で休憩を挟み、ホームに降り立つことができます。
ホームには駅員さん(威厳のあるおじい様)が立っておられ
子供には記念の硬券をプレゼントしてくださいました。
本当に心が温まる1時間でした。
鉄道設備の維持は非常に資金も労力もかかることではありますが
これらがボランティアで運営されているとは大変素晴らしいこと。
我々、乗車して、商品やサービスの対価を支払うくらいしかできませんが(しかもほんのわずか…)、我々の鉄道の楽しみが保存鉄道の維持に少しでも貢献できたらうれしい限り。
保存鉄道巡り、これは我が家の週末の楽しみになりそうです。
※保存鉄道(Wikipediaより)
イギリス全土で100を超える保存鉄道がある。
そして、帰り道、サリー州にあるBox hillという場所へ立ち寄りました。
ナショナルトラストにも登録されている場所なのだそう。
とても広大な敷地でまる1日楽しめそうな場所ではありましたが
(ブルーベルも見れるみたい)
既に到着が夕方だったため、展望台から美しい野山の風景を眺めるだけに留まりましたが、本当に絶景。
ロンドンから1時間程度の場所だなんて信じられない。
子供たちもだだっ広い丘を走り回っていました。
鉄道しかり、自然景勝地しかり
この良いものを守っていこうという高尚な意識が素晴らしいなと感じた1日でした。