【本の紹介】「イギリスの歴史が2時間でわかる本」歴史の謎を探る会編
赴任が決まってから、イギリスに関する本を少しずつ読んできた。
読書記録もメモしていこうかと思う。
最近、読了した本。
「イギリスの歴史が2時間でわかる本」
イギリスの歴史をざっくり知りたい人には適した本。
時代を追いながら、歴史上の登場人物の人となり、スキャンダル、事件も詳しく書いてあるので面白い。
先般もメーガン妃の暴露があったり、少し前にはダイアナ妃の死、チャールズとカミラの不倫の末の結婚、王室のスキャンダルが頻繁に取りざたされているけれども、それよりもずーーーっと昔から愛憎渦巻くスキャンダルがあったのが、人間らしくて面白かった(離婚のために宗教も変え、妻も殺すといったヘンリ8世のエピソードなんかは強烈)。
また、細かい話だけど、日本が江戸時代だった頃、1666年に起きたロンドン大火で世界初の火災保険が生まれたという事実にも驚き(日本にも同じ時期に明暦の大火などあったのに…)。
他にも現代にも続く政治や経済の制度が、世界に先駆けて設計、導入されてきたことも知れて、そんな背景なんかはもう少し踏み込んで知りたいな、と思った。
そうしたところにも、英国人、日本人の思想の違いなんかも見出すことができるのかな。