我が家のお勉強計画〜子供の家庭学習どうフォローする!?〜
年中で5歳の息子はイギリスではprimary schoolのYear 1。
つまり小学生です。
日本人学校は日本の小学生と同じ年齢からの入学になるので、渡航後、息子は、現地のprimary schoolか日系幼稚園かに通うことになります。
駐在期間は約2年、英語でのコミュニケーションに抵抗がある息子にとって日系幼稚園は選択肢の一つだったのですが、悩ましいのがその学費。年間100万円over。会社の補助も日本人学校は出るけど、日系幼稚園は全額は出ないとな。
100万円以上投資して日本の環境の安心感をとるか、それとも思い切って現地校に入れるか
と考えた結果、まずは現地校に1年間通ってみて、辛ければ日本人学校に入学というプランを立てたのでした。
うまく馴染んでくれたら現地校にそのまま通うという選択肢も十分あるわけで
そうなると問題になるのが日本の小学校の学習を誰が教えるのか問題。
日本の教育の補習校に通われるお子さんもいるようですが、週末に通う+宿題盛りだくさんとの話聞き、短い駐在期間、せっかくだから週末は出かけたい&「まだ小1なら家庭学習でもフォローできると思うよ!」というアドバイスを得て、ひとまず私が教えるつもりで心づもりをしています。
そう、張り切っております!!!
猛烈に長い文科省の学習指導要領を読んでみたり(しかしすぐに断念!)、Amazonで教科書を買ってみたり(教科書まで売っているとわ!!)。
我が家から徒歩圏内の学校のHPには、各タームのカリキュラムが公開されているのですが、特に私を動揺させたのが算数。日本の年中の年齢で、わりとガッツリお勉強をしていることが判明…しかも9月入学だから、既に始まっているのです!そして来年、日本の年長の年で九九に突入するって!!!
駐在期間は2年の予定で、いうても小2で戻ってくるんやし、多少現地の学校でつまづいたとしても、戻ってきたらなんとかなるやろ!!
と肝っ玉母さんぶって周りには言っていたけど、いざカリキュラムを読んでいると急に肝っ玉がちぢこまるワタシ。
現在、YouTubeするならお勉強というキャッチフレーズのもと、計算ドリル10ページと引き換えに彼の愛するヒカキンを見せているので、ドリル=YouTubeが見れるチャンスであると刷り込まれており、ドリルを新しく買ってこようものなら
ママ、ありがとう!!
なんて、お礼まで伝えてくれるいたいけな息子。
だけど、現地校で英語はわからんは、内容はわからんはで勉強そのものが嫌いになったら…
と急に焦り、油断したらあちこち動き回る一歳児を小脇に抱えながら本屋で参考書を探しまわり、我が家の教科書検定ならぬ参考書検定が始まったのでした。
勉強はその環境に身を置いたらやらざるをえないんだから、渡航前からなんてやらないよ
と周囲に余裕かましまくっていたけど
冬休みに入るやいなや、国語、英語、算数をスタートさせることに。
こんなことを書いたら尾木ママに叱られそうだけど(※あくまでもイメージです)Youtubeするならお勉強作戦が奏功。Youtube見たさに、「1日、ドリル100ページやる!」と言い出し結局100ページは無理でしたが、3、4日で60ページのドリルを終わらせた息子。(ただし記憶に定着していないため、今後反復練習が必要)
ゆ、YouTubeってすげー。
けど、まぁ、動機はどうであれ、やってるうちに、理解できる喜びや達成感を感じてくれたらこっちのもん。とりあえず行動だ、行動!
以下、ご参考までに教科別、買った参考書。
■英語
phonicsを渡航までの7週間で一通り終わらせるというプランを英語講師の友人に依頼。
「はじめてのジョリーフォニックス」が実践的かつ楽しめて、イギリスの小学校でも使用されていたりしておススメだということで、こちらを使って勉強中。
あわせて、うんこドリルでアルファベットの書き取り。
(英語嫌いの息子をうんこで興味を持たせる作戦。恐らくこのドリルがターゲットとする層のど真ん中にいるとみた)
ただ、これだけだと定着はしないので、反復練習は必要。
■算数
すでに勉強がスタートしてしまっている算数。英語がわからなくても、内容は少しでも理解していたら多少は楽になるのかもしれない、と小1の教科書と、文理の教科書準拠の参考書、教科書ワークと教科書ドリルで基礎の定着を図る。現地校のカリキュラムと見比べていたら、春までに日本の小1の内容のほとんどが終了してしまっている気がするんですケド…。ひとまず現地校の入学までに、こちらの参考書と教科書を活用して、フォローができたら、英語での算数も多少は理解できるのかなぁと期待しています。
なお、参考書は文理のもの。色々見比べた結果、学校の勉強をベースにした基礎固めはこの教材がわかりやすい気がする。
渡航後、一通り基礎固めしたあと、Z会のグレードアップ問題集で応用力をつけられる余裕があったら万々歳。
■国語
現地校ではやらないからこそ、もともと家庭学習の必要性を感じていた国語。日本語自体、今よりふれる機会が減ってしまうから、きちんと母国語で考えて表現する力を身につけるためにフォローをしたい。とりあえず、まずやらないといけないのは、ひらがな、カタカナ。書けない文字もいくつかあるので、読み書きを定着させておいたら、現地で国語の勉強を進めるのに少しは楽になるのかな、とこちらもうんこドリルに頼ってみました。(この5、6歳用の「ひらがな」は語彙を増やすうえでもなかなかよかったです。)小1の国語は赴任中、まるっぽ抜けてしまうので、自治体が選定している教科書と教科書準拠型の参考書でフォローしようかな、と思っています。そしてこちらも必要に応じて「z会グレードアップ問題集」で応用力をつけられたらな、と。
あわせて、子供と交換日記とかできたら、楽しみながら息子の日本語で書く力もついたりするのかなぁ。
ここまで、我が家の机上のお勉強プランを書き連ねてみました。けれども、本来は沢山の経験のなかで疑問、興味を持って、知識や思考力を自ら身につける動機を得て欲しいと願っています。
親の役割も、家庭教師だけでなく、息子の日々の経験に耳を傾けて、家族でも色んな経験をともに積んで、そこから気づきを促せる親でありたいのです。
机上の勉強も知識を定着させる上では大事だし、それが深い学びに繋がっていくとは思うけど、でもやっぱり学習机だけではなく、子供と一緒にフィールドに繰り出して一緒に学びたいというのが本音です。
「子供はイギリスの現地校に行ってます。はい、帰国子女です。」
とか言った日にゃ「なにイキってんねん!」と突っ込みを入れる方もいらっしゃるかもしれませんが…。ごくごく限られた選択肢のなかで現地校を選ばざるをえない我が家は…
子供の経歴を気取りたい気持ちは毛頭なく。
ただただ必死です。