我々の城、決まる〜実録、コロナ禍の家探し〜
コロナ禍のイギリス、家探し。
夫の渡航後、1か月で家は無事決まり、夫は無事、駐在員のメッカと呼ばれるホテル、Chelsea Cloisters(通称チェルクロ)からの引っ越しが先日完了しました。
チェルクロについて駐在妻経験者の友達から
「部屋によってはオワッテル」
「二度と泊まりたくない」
「みんなここに泊まるのが嫌で必死に家探しをする」
と聞いていたので、ロックダウン下で外出制限されているなかこのホテルに居続けるなんてなんて可哀想なんだろうと同情していたのですが、運良く改修済みの部屋だったようなので最悪の事態は免れたようです。
さて、コロナ禍の家探し。当初「そもそも内見できるのか?!」と思っていたのですが、不動産屋はロックダウンでも営業していて、内見もしっかりできました。
私は、日本から、ロンドンの日系不動産のサイトで部屋を探して候補を夫に送り、夜中2時、3時に夫からLINEで送られてくる動画や報告をほぼリアルタイムでチェックするといったやりとりを行っていました。
現地に行けないため
・最寄駅から徒歩10分以内
・徒歩15分圏内にprimary schoolが複数ある
(日本のように学区の概念がない。空きがあれば入れる。そのため徒歩2、30分かけて通学することも普通にあるらしい。しかも親の付き添い必須。ちなみに電動ママチャリ乗ってる人はいないという衝撃の事実。徒歩15分圏内にofsteadでGood以上の学校が4、5校選択肢があるなら良い方かと思われる)
・古くてもいいから、改装はされている
(とくに水回り。そして掃除のしやすさからカーペットではなくフローリング)
・昼間から道端で酒盛りしてる人がいない
(一番最初に日本で住んだ街がそうだった…)
・狭すぎる家も広すぎる家も嫌
・風呂とトイレは広めで、仕切りはカーテンでは無くガラスであってほしい
(カビが生えるのが嫌)
など、細かい条件を恐らく20個近く夫から不動産会社に伝えてもらい
そんな物件あるか!
と自分でもツッコミたくなりましたが
ほぼすべての条件が叶う物件が予算内であったのです。
しかも庭付きの。
これで、洗濯物が外干しできる!
(景観の観点で部屋干しが基本)
コロナ禍でも子供が安心してのびのび遊べる!
なんならガーデンパーティとかできるんじゃないの?!
と夢が広がります。
さっそくデンマークの居心地のよい空間を意味するhygge(ヒュッゲ)についての本も買いました。
これを読んで、家族がご機嫌でいられる居心地のいい家づくりをしていきたいです。
最後に。我々は、日本の駐在員の人気エリアと呼ばれるエリアを選択しました。
そのようなエリアはロンドンに複数あり、だいたいどこも治安はよく安全だと聞きます。
ただ一部、エリア内でも物騒な場所はもちろんですがあるみたいで、事前に押さえておかれるとよいかと思います。
(私は幸い同じエリアに後輩が住んでいたため、彼女やその友達を紹介してもらい聞けました。不動産屋さんなどからもアドバイスはしてもらえるのではないでしょうか)
あと、入居後、大家さんと直接やりとりをしないといけないのか、もしくは管理会社が入っているのかも大事なポイントで、管理会社によっては動きが鈍いところもあるようなので要注意。
家が古い分、設備不良が起きることはよくあるようなので…
我が家は前述の後輩の管理会社と偶然同じで、よい評判を聞いたことも決め手の一つでした。
現地の管理会社なので、英語でやりとりするというのはハードルが高く感じましたが、電話では無くメールでやりとりするようだったので。
現地の駐在員曰くコロナが功を奏してか、日本人駐在員で流通する家や中古車の選択肢は比較的多いようです。
あと、私が住むエリアはEU離脱の関係で人気のprimary schoolの空きも出ているとのこと。
コロナやEU離脱、なんていうタイミングの悪さなんだ!と、ただただ呪いたくなる思いばかりですが、私たちにとってよいこともちょっとはあるみたいです。